2013年10月18日(金) UP
この度、高校時代からの友人仲山峰夫氏が小冊子「歳時記(季節)談義」B6判を著者、発行者、印刷、製本と全部一人で制作上梓されました。あっぱれである。私好みの季語集で掲句傾向が偏っているのは俳句体験が小川双々子の影響にあり、それを大切にしているからだと・・述べている。双々子氏は人間の深部に視点を置いて 心のありようを俳句というかたちに結晶させた独白の句境を確立した希有の作家(2006年1月17日死去)われらの恩師です。
高校時代には峰夫氏初め多い時には10数名が毎日のように入れ替わり立ち替わり先生宅にお邪魔して 時にはごちそうにもなったりしていた、いま思えば懐かしい青春時代だったなぁ・・。
さて春夏秋冬に分けた季語談義には知らぬ事は知らないと書いて 決して知ったかぶりをしない潔さ、 持ち合わせている頭脳をフル活動して峰夫流文体は多方面に渡り 切り口が見事で面白い、以前から随分色んな事を知っていると舌を巻いていたものだが、昔からの分かりやすい文体で一気に読ませる一冊である。下記はもうすぐやってくる冬の季語『立冬』(談義掲載)